古民家再生・リフォーム事例1~一般住宅~

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一般住宅の古民家再生事例

こちらでは、松井郁夫建築設計事務所がこれまでに設計を手掛けた古民家再生・リフォームのなかから、一般住宅の事例をピックアップしてご紹介します。

施主様やご家族様が古民家再生を選んだ理由、木の家づくりで特にこだわったポイント、実際に住んでみた感想、そして誕生した住まいに対する設計士・松井郁夫(当事務所代表)の想いについては、以下をご覧ください。

事例1:佐野の民家

事例詳細
住まい手の構成 姉妹2人
場所 栃木県佐野市
予算 約2,500万円
重視した部分 空間に広がりをもたらすための、ギャラリーにつながる和室の連続
打ち合わせ 10回
期間 計画~設計 約10ヶ月
着工~引き渡し 約6ヶ月
間取り図

佐野の民家 間取り図

事例写真

住まい手の声
なぜ古民家再生にしたのですか?

この家は江戸時代の末期に建てられたもので、私で4代目になります。祖父が亡くなってから朽ちてしまっていたのですが、可愛がってくれた祖父との思い出が詰まった大事な家なので、どうしても残したいと思っていました。そんななかで松井先生のことを知り、古民家調査をお願いしたんです。最初はこんなに古くて大丈夫かと不安だったのですが、松井先生に「あと100年持ちますよ」と言っていただけたので安心してお任せできました。

今回の家づくりで特にこだわった点を教えてください。

私がこだわったのは、将来のことを考えたバリアフリー設計、お風呂とトイレをゆったりつくっていただくこと、向かい合って話せるキッチンにしていただくこと、そして昔私が生まれた日本間を残していただくことでした。設計に関しては明るくないので、ほとんど松井先生にお任せでした。我が家には三間続きの日本間(8畳/6畳/8畳)が2つあったのですが、片方を現代風の大きな開放洋間にアレンジしていただき、もう片方は畳のままにしていただきました。

依頼から打ち合わせ、設計、施工のなかで苦労したこと、嬉しかったことはありますか?

思い入れの強い住まいを再生という形で残せてとてもうれしく思います。松井先生はぐらぐらだった柱を全部はずして修理するところからしっかりやってくださったので、とても丈夫な家になりました。ちょっとくらいの地震ならほとんど気になりません。それと、トータルで再生していただけたこともよかったと思います。増改築を繰り返すと家全体が継ぎはぎのようになってしまいますが、我が家ではオリジナルの外観がきれいに再現されています。ご近所の方には「ホントにいい家ですね」と言っていただけるので、お願いしてよかったです。

実際に住んでみて、感想はいかがですか?

私は仕事の都合で海外にいる時間が長いのですが、やっぱり生まれ育ったこの家が一番落ち着きますね。自分の感覚に染みついている心地よさのようなものがある気がします。日本の木材にはぬくもりがありますし、これは海外では感じることができないものです。この家では、日本間でお茶をたしなんだり、開放洋間でパーティーのようなことをしたりして楽しく過ごしています。もとは古民家なのですが、とても使いやすく再生していただけたので不自由さを感じることはありません。

設計士・松井郁夫の感想
海外暮らしの長い姉妹の「両親の家」を再生

「思い出のある家だから、織物の工場をしていた実家を大切に直したい」という姉妹おふたりがニューヨークから見えました。モダンに暮らしたいというご要望に応えるために、架構と間取りをすっきりと整理しました。

食器洗濯機や浴槽は、アメリカから運びました。海外にお住まいの時間が長い方たちですので、かえって日本の建物の魅力や奥ゆかしさをよく理解されていました。外国のご友人たちも、日本の古民家は素晴らしいと絶賛だったようです。この建物の再生を契機に周辺の民家も新築ではなく再生に目を向け始めたことは、佐野の町にとってもよかったと思います。

事例2:田舎暮らしを楽しむ家

事例詳細
住まい手の構成 夫婦2人+子供1人
場所 長野県上田市
予算 約2,500万円
重視した部分 解体したマユ小屋の架構を使って、自然を満喫できる別荘風の住まいに再生すること
打ち合わせ 6回
期間 計画~設計 約6ヶ月
着工~引き渡し 約6ヶ月
間取り図

田舎暮らしを楽しむ家 間取り図

事例写真

住まい手の声
なぜ古民家再生にしたのですか?

夫婦ふたりとも古民家と田舎暮らしに強いあこがれがあり、キャンプなどをしに田舎へ行くといつも「こんなところで暮らしたいね」「あんな家に住めたらいいね」と話していたんです。その点で、古民家再生による田舎暮らしは私たちの理想でした。漆喰などを使った古民家なら快適ですし、広々とした空間できれいな空気や自然を贅沢に楽しみながら暮らせるかなと思って松井先生に古民家調査からご相談しました。

今回の家づくりで特にこだわった点を教えてください。

私がお願いしたのは、玄関を入ってすぐに土間をつくることと、リビングに薪ストーブを入れることでした。土間を挟んで右側にある母屋(リビング・キッチン・書斎)は古民家の柱を活かしているので大きな間取り変更ができないのですが、広々とした開放的な間取りがよかったので最低限の壁しか入れていません。

依頼から打ち合わせ、設計、施工のなかで苦労したこと、嬉しかったことはありますか?

土地探しから古民家探しまでやったので、とても大変でした。職場が都内なので「田舎で都内新幹線通勤ができる場所」にしぼって不動産屋をめぐり、いい古民家があったら紹介してもらえるようにいろいろ声をかけました。そんななかでちょうど取り壊す寸前の古民家が見つかり、松井先生に見ていただいたんです。時間もかけたし苦労しましたが、その古民家を再生することで快適な家に住めているのでとても満足しています。

実際に住んでみて、感想はいかがですか?

温暖化の影響からか最近は夏になると非常に暑いのですが、無垢材や漆喰が湿気を吸ってくれているせいか、家のなかはひんやり涼しくてとても心地よいです。実家の玄関を開けた瞬間に感じるような、もわっとした蒸し暑さがありません。冬は薪ストーブと天井のファンが家全体を暖かく包んでくれます。家には床暖房も入れているのですが、薪ストーブのおかげでほとんど使わずに生活できています。

設計士・松井郁夫の感想
養蚕小屋の骨組みを使った現代住宅への再生

長野県上田近郊の青木村というところから東京にある職場まで通う施主様の住まいです。海外に暮らしたことがあるご夫婦で、古民家に住みたいというのが希望でした。すでに古い養蚕小屋を買ったというので急いで見に行くと、実に架構のしっかりしたよい建物でした。安心して実測し、古材をすべて使い切って再生しました。

敷地は山の中腹にあり、眺めのよい、申し分ないロケーションでした。外観は板張りの山小屋風ですが、大きな吹き抜けから信州の山々を望み、浴室からは桜が眺めることができる、なんともぜいたくな家です。

事例3:鷹栖の古民家再生

事例詳細
住まい手の構成 夫婦2人+母+子供2人
場所 福井県福井市
予算 4,500万円
重視した部分 -
打ち合わせ 8回
期間 計画~設計12ヶ月 着工~引き渡し8ヶ月
間取り図

鷹栖の古民家再生 間取り図

事例写真

設計士・松井郁夫の感想
家族や地域の人が集まる団欒の空間

かつて造り酒屋だった大きな家です。大正時代の建物と聞いていましが、実測調査を始めて、中心の骨組みは江戸時代の物と分かりました。そこで架構をスケルトンまで剥がし、新しい間取りを考えました。
大事な部材を全て残しながらの改修です。二階にはロフトのような子供部屋を造りました。太くて大きな木がふんだんに使われていましたので、一階には広い空間が生まれました。
家族や地域の人が集まる団欒の空間です。キッチンや浴室を現代的な使い勝手に改修して、さらに長い寿命を持つ家となりました。

事例4:再架構の家

事例詳細
住まい手の構成 夫婦2人
場所 東京都小平市
予算 3370万円
重視した部分 -
打ち合わせ 10回
期間 計画~設計24ヶ月 着工~引き渡し8ヶ月
間取り図

再架構の家 間取り図

事例写真

設計士・松井郁夫の感想
古材による新築の家「再架構の家」

古材で新築の家を造りたい!というご要望に応えました。古木屋・小林政一さんのご紹介です。古材を探して、奥さまの故郷である会津の古民家を何度か訪ねました。
一軒の新築の家に三軒分の古材を使っています。古材は一本一本実測して、継手・仕口の穴を合わせるように使いました。古材の柱や梁を、むやみに新しい傷をつけたくなかったのです。コンピューターで架構の接合部分の穴を確認しながら、古材を組み上げましたことが、「再架構の家」という名前のきっかけになっています。
建て主さんは有名なアニメーターです。建て主さんの描いた室内のパースやスケッチに合わせて構造を整理しました。今では、ご夫婦で懐かしい未来を感じて暮しています。

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